パジェロの車中泊用、簡易キャンピングマット等を自作、フルフラット化

HOME(トップページ) > パジェロ車中泊用の簡易キャンパーを自作

パジェロ車中泊用の簡易キャンパーを自作、フルフラット化

パジェロ車中泊フルフラット

パジェロの車中泊用フルフラット状態、簡易自作キャンパー

パジェロキャンピングセット

パジェロの車中泊用フルフラット状態前、荷台(ラゲッジスペース)の様子

パジェロなどの四駆に乗っていれば、キャンプに行ったり、バーベキューをしたり、釣りに行ったり、 そして車中泊をしたくなります。身体を伸ばさずに寝てもよいならどんな車でも車中泊はできますが、気持よく身体を伸ばして寝るにはワゴンやミニバン、SUV車が適しています。しかしこの二代目のV46パジェロで車中泊をするのはなかなか手ごわい。古い車の為、フルフラット構造が弱く、セカンドシート、サードシートを倒しても完全なフルフラットになりません。しかも当方は三列目シート(サードシート)を使うことはなく、そのうえ場所を取って邪魔なので普段は外しています。そうするとセカンドシートを倒して、荷台部分を何かで上げてフルフラットにしなければいけません。そこで、安く簡単にできる簡易のフルフラットキャンパーになるような工作を自作してみました。使うものはホームセンター等で購入できるものばかりです。当方の身長は171cmで問題なく寝れます。

パジェロの自作キャンパー

衣装ケースを利用。フィッツ(Fits)の幅39cmx奥行74cmx高さ18cmのケースを使います。

フルフラット化にするため、簡単に元に戻せるよう、衣装ケースを利用することにしました。衣装ケースは多くあるのですがフィッツ(Fits)のケースは有名で、自宅でも20年以上使っていて何の問題なく使えているため、こちらの衣装ケースを選びました。幅39cmx奥行74cmx高さ18cmのサイズで、この上に板を乗せると丁度良い高さになります。フィッツのケースは細かいサイズが多く揃っているので重宝します。尚、サイズさえ合えばどんなメーカーの衣装ケースでも使えると思います。ケースの上には黒いゴムを両面テープで2本貼っています。乗せた板が滑らないための滑り止めです。ゴムでなくても、滑り止めを切って貼り付けたりと、板が滑らないように何か貼るとよいと思います。

パジェロのフルフラット自作

縦90cmx横40cmx厚さ1.5cmのカラー化粧棚板を2枚使っています。表面には薄いカーペットを張っています。

並べた衣装ケースの上に板を二枚準備して乗せます。板の大きさは縦90cmx 横40cmx 厚さ1.5cmで、カラー化粧棚板としてそのままの大きさでホームセンター等に売っています。これを二枚使い、表面にはカーペットを両面テープで貼り付けています。このカーペットはフロアマット等として、10cm単位で売ってる安いものです。ハサミやカッターで簡単に切れて、板の大きさに切って貼るだけです。これもホームセンター等で売っています。板には木の棒を添え木として両面テープで貼っています。添え木の直径は縦15mm ×横15mmです。あまり小さな物でなければどんな直径の棒でも構いません。この添え木は板が左右にズレない為に付けているのですが、衣装ケースに滑り止めのゴムを貼り付けているので、念の為の処置です。板を縦に並べると、40cmが2枚なので80cmになり、衣装ケースの奥行き74cmより6cm長いですが、衣装ケースの前後に若干出るように置いてしまいますので問題ありません。

2代目パジェロの荷台

衣装ケースの上に板を2枚置き、セカンドシートの間にマットレスを収めます。

パジェロの荷台に衣装ケースを並べ、その上に板を置くと、セカンドシートと衣装ケースの間に十数センチの余りが出ます。その空いた荷台のスペースにシングルの折りたたみ式のマットレスを置くとすっぽり収まります。このマットレスはインターネットでもホームセンター等でも買うことができ、値段も2000円位から8000円位です。自分のはかなり安いですが問題なく使えています。マットレスは3つ折り、4つ折り、たまに6つ折りのがあり、3つ折り、4つ折りのマットレスだとセカンドシートとの間に置くことができます。6つ折りだと折った時に厚くなってしまいます。当方のは4つ折りですが、3つ折りのマットレスの方が良いように思います。シングルサイズのマットレスはほとんどが横90cm×縦190cm~200cmなのですが、厚みが3つ折りだと5cm、4つ折りだと4cmで、3つ折りのマットレスの方がクッション性が高くなっています。たたんだ状態が大きいですが、それが気にならなけれな3つ折り、パジェロから衣装ケースや板、マットレスを下ろし、自宅に置くため、スペースは小さいほうがいいのであれば4つ折りとすればよいと思います。3つ折りのマットレスはたたんだ状態が少し大きい為、マットレスをパジェロの荷台に置いた時、4つ折より上に少し飛び出ます。 尚マットレスにはシングルサイズの布団カバーを被せてあります。

キャンピングの自作

セカンドシートを倒しています。ヘッドレストは取り外します。

セカンドシートのヘッドレストを外し、倒した状態です。わかりやすくするため、板を外し、衣装ケースを重ねてみました。天井にあるのは座布団です。自転車ロープ(自転車の荷台に乗せた物を固定するためのゴム状のロープ)を張ってあり、そこに長方形の座布団を固定してあります。ゴム状のロープなので簡単に座布団を取り外せます。

パジェロのキャンピングカー

セカンドシートのアームレストは外しています。ベージュのバッグには折りたたみチェアーが2脚ずつ。

セカンドシートを倒すをこのようになります。さらにアームレストは外してあります。これは寝た時に背中に当たり邪魔だからなのです。ラジオペンチで固定してある金具を外し、アームレストを外すのですが、金具が小さいので袋に入れて、無くさないように一緒に保存します。また、アームレストが元々あった場所には、服(シャツ)をたたんで収めています。なにも無いと寂しいので。タオルや膝掛けでも便利そうです。衣装ケースの左右にあるバッグには折りたたみ式の椅子が2脚入っており、計4脚の椅子が収納してあります。ちょうどスペースが空いているのですっぽりハマって置くことができます。

パジェロで車内泊

マットレスを敷く前に座布団を二列目シートに。

このままマットレスを敷けば良いのですが、セカンドシートの座席部分に、天井に固定している長方形の座布団を敷きます。これは運転席方向に頭を向けて寝る場合、少し高さが低く寝にくい為です。座布団はキャンプの際、テントに入れて使うこともできます。 ホームセンターやファッションセンターしまむらで安く売っています。大きさは横60cm×縦100cm~横60cm×縦120cm程の長方形のもの。

パジェロで車中泊

V46パジェロでの車中泊もあまりお金をかけずできます。

マットレスを敷き、枕を置くとこのように。身長175cm位までは大丈夫だと思います。当方は171cmで問題ありません。衣装ケースや板、マットレスは、キャンピングセットのように固定しているわけではなく、ただ置いているだけなので常に荷台(ラゲッジスペース)に置いていても良いですが、家の中に持っていくのも簡単です。このように車の中で寝れるようにしておくと、パジェロの車内泊も楽しくなります。

【材料】
●衣装ケース(収納ケース)。幅39cm×奥行74cm×高さ18cm。自分はフィッツのケースを使用。
●板(カラー化粧棚板)縦90cm×横40cm×厚さ1.5cm。
●カーペット(10cm単位で販売している薄いマット)板に貼り付けるため。
●棒(板がズレないための添え木)長さ40cm、縦1.5cm、横1.5cm程。4本。
●マットレス。シングルサイズ。横90cm×縦190cm~200cm、3つ折りか4つ折りのもの。
●布団カバー。(マットレスの汚れが気になるのであれば。シングルサイズ。)
●長方形の座布団(横60cm×縦100cm~120cm)
【その他】
枕、寝袋、ゴムシート(もしくは滑り止め・・・100円ショップでも売っています。)、両面テープ、自転車ロープ(座布団固定用の為)

パジェロでキャンプ

港で釣りをしつつバーベキュー。車中泊で過ごします。

四輪駆動の自動車で車中泊